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川内 倫子

Untitled

2014

h. 120.0 cm × w. 120.0 cm

ラムダプリント

Somewhere I Have Never Travelled 〜 切り火を持って

会期: 2017年3月11日 - 4月15日

オープニングレセプション: 3月11日 (土) 18:00 - 20:00


向春の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。この度URANOでは、3月11日 - 4月15日までグループ展「Somewhere I Have Never Travelled ~ 切り火を持って」を開催いたします。


タイ北部チェンマイにあるHIV孤児生活支援施設「バーンロムサイ」の子どもたちと美術作家をつなぐプロジェクト、および、ふたつのアート・ホテルの完成を記念した発表の場として協力させていただくことになりました。


「文化・アートと寄り添うホテル」というコンセプトのもとに、沖縄・那覇市の国通りにオープンしたばかりの「ホテルWBFアートステイ那覇」は、「バーンロムサイ」の子どもたちが描いた絵と、9名の写真家、石内都、川内倫子、木村友紀、志賀理江子、進藤環、長島有里枝、名取洋之助、野村佐紀子、米田知子による作品を壁面に展開、各客室すべてが違う絵柄、レイアウトで構成され、部屋自体がひとつの異空間=旅となるようなホテルとなりました。また、続く二棟目となり現在施工中である「ホテルWBFアートステイなんば」も、子どもたちが描いた絵と、淺井裕介、笠井麻衣子、川内倫子、炭田紗季、志賀理江子、高田安規子・政子、はまぐちさくらこ、松本力、米田知子の協力のもと、大阪・難波に5月にオープンします。 


客室をのびやかに楽しく彩る子どもの絵は、1999年12月、北タイ・チェンマイ郊外に設立されたHIVに母子感染した孤児・遺児たちの生活施設「バーンロムサイ」の子どもたちによるものです。「バーンロムサイ」では、「絵を描くこと」により子どもたちの免疫力を表す数値が回復し「つくり出す力」に命を支えられた経緯から、薬だけではなく、沢山のボランティアや技術指導をしてくださる方々の協力のもとに、衣食住の中にも創造力を育てる+artの思いをベースとし今に至ります。 


そこにある、目に見えないクリエイティブのちからを信じてできる事。その筆頭としてのホテルプロジェクトは、株式会社ホワイト・ベアーファミリーの協力を得て現れたかたちです。 


場所を問わず、形式にとらわれることなく、垣根を越えて繋がり合う事ができるのではないでしょうか。 


バーンロムサイ 名取美穂 

artdish g 沢渡麻知


本展では、バーンロムサイの子どもたちの絵と、このプロジェクトに賛同し、ご協力いただいた作家たちによる作品を展示いたします。つきましては、本展の広報にご協力賜りたく、ここにご案内申し上げます。


<展覧会概要> 

展覧会タイトル:「Somewhere I Have Never Travelled ~ 切り火を持って」

会期: 2017年3月11日 - 4月15日 

オープニングレセプション: 3月11日(土)18:00 - 20:00 

開廊時間: 火-木 11:00 - 18:00 / 金 11:00 - 20:00 / 土 11:00 - 18:00 

会場: URANO 東京都品川区東品川 1-33-10-3F

  03-6433-2303

  www.urano.tokyo

  info@urano.tokyo 

参加作家: 淺井裕介、石内都、笠井麻衣子、川内倫子、木村友紀、進藤環、炭田紗季、高田安規子・政子、 長島有里枝、名取洋之助、野村佐紀子、はまぐちさくらこ、松本力、米田知子(※ 敬称略、五十音順)

協力: AKIO NAGASAWA、株式会社アーキヴィジョン広谷スタジオ、artdish g、一般財団法人日本カメラ財団、NPO法人バーンロムサイジャパン、株式会社ホワイト・ベアーファミリー、gallery ART UNLIMITED、The Third Gallery Aya、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリー、MAHO KUBOTA GALLERY、ユカ・ツルノ・ギャラリー(※ 敬称略、五十音順)


ホテルWBFアートステイ那覇

住所: 沖縄県那覇市牧志1-3-43

お電話でのご予約: Tel. 098-861-7070 

https://www.hotelwbf.com/artstaynaha/

アートワーク: 名取洋之助、石内都、川内倫子、木村友紀、志賀理江子、進藤環、長島有里枝、野村佐紀子、米田知子

設計: 株式会社アーキヴィジョン広谷スタジオ 

アートディレクション: 沢渡麻知 


ホテルWBFアートステイなんば 

※2017年5月オープン予定 

アートワーク: 淺井裕介、笠井麻衣子、川内倫子、炭田紗季、志賀理江子、高田安規子・政子、はまぐちさくらこ、松本力、米田知子 

設計: 株式会社アーキヴィジョン広谷スタジオ 

アートディレクション: 沢渡麻知 


特定非営利活動法人(NPO法人)バーンロムサイジャパン

http://www.banromsai.jp


1999年の開園当初のタイではエイズが猛威をふるい、治療薬が行き渡らず多くの人が感染・発症し亡くなっていました。エイズにより両親を失う子どもたちが増加し、バーンロムサイにも国立孤児院からそのような子どもたちが入園。開設から3年間で10人の子どもがエイズを発症し、命を落としました。HIV/AIDSはその後の躍進的な医療の発達により、投薬を続けていれば普通に生活を送ることが可能となり、現在子どもたちは全員元気に暮らしています。医療の発達により母子感染を防げるようになった今、HIVには感染していない、様々な事情で孤児となった子どもたちも入園してくるようになりました。 


一方、タイの法律により18歳を超えた子どもたちは園外で生活をしています。卒園生に関しては、学校へ通っている場合は教育費と生活費を、病気の影響により軽度の知的障害を持つ子や体調を崩した子どもたちに対してなど、園外に暮らしていても繋がりを持ち続け、ケアし支援を行っています。


NPO法人バーンロムサイジャパンでは、寄付だけに頼らない運営を目指し、ホームを支える自立プロジェクトとして「プロダクツ」と「コテージリゾート」の運営をしていますが、この事業がいわば“家業”となり、子どもたちの将来の職場や職業訓練の場ともなることを願いつつ展開しています。 


現在ホームで生活している27人の子どもたちには27の個性と可能性があります。両親の死、差別や偏見、虐待などの体験をしてきましたが、ここを自分たちの「家」と感じ、「大きな家族」となって、安心して暮らしています。多くを望むわけではありませんが、人を思いやれる気持ちの良い大人に育ってほしい、そしてできることなら自分が得意とすることで、将来生計を立ててもらいたい。そんな親心から、バーンロムサイでは勉強だけでなく、子どもたちがいろいろな体験ができるよう「大きな家族の住む家」という方針のもと、様々な取り組みを行っています。


*「バーンロムサイ」とは?タイ語で「ガジュマルの木の下の家」を意味する「バーンロムサイ」は、暑い時には日陰を、雨降りの時には雨宿りの場を与えてくれる大きくどっしりと大地に根をはるガジュマルの木のごとく、子どもたちが安心して暮らし、学び、遊べる場でありたいとの願いが込められています。


プレスリリース