坂本 夏子
坂本夏子
(1983年熊本県生まれ、東京都在住)
坂本夏子は2012年に愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程を修了。「絵画の庭 - ゼロ年代日本の地平から」(2010年・国立国際美術館、大阪)、「魔術/美術 - 幻視の技術と内なる異界」(2012年・愛知県美術館、愛知)、「であ、しゅとぅるむ」(2013年・名古屋市民ギャラリー矢田、愛知)、「はじまり、美の饗宴展すばらしき大原美術館コレクション」(2016年、国立新美術館、東京) など多数のグループ展に参加するほか、3ヶ月の滞在制作を経て行われた個展「ARKO 2013 坂本夏子」(2013年、大原美術館、岡山) も開催された。
これまで坂本の歪む空間とその世界観を強固にする独特の色彩、永遠に終わらない奇妙な戯曲の中に生きているかのような少女達は、わたしたちの中に強い印象を残してきた。そして2012年以後、絵画に宿る物語性を一歩後退させ、描く行為を前景化した表現へと変化し、坂本が常に問題意識として持っている、絵画の中にしか表すことができない空間への興味がさらに推し進められていく。それは、絵を描くという行為自体の反芻であり、絵画の普遍的な器としての美や強度を試す実験であると言えよう。
コレクション
- 愛知県美術館、愛知
- 愛知県立芸術大学、愛知
- 大原美術館、岡山
- 国立国際美術館、大阪
- 第一生命保険株式会社、東京
- 高橋コレクション
- 豊田市美術館、愛知
News
アートのなぞなぞー高橋コレクション展
2017年12月23日 - 2018年2月28日
静岡県立美術館、静岡
<イベント>
実技講座「アートのなぞなぞ―高橋コレクション展」出展作家によるワークショップ
X’マスだよ!パープルーム予備校の体験入学会
講師: 梅津庸一
2017年12月23日 (土、祝) - 24日 (日) 10:00 - 16:00
静岡県立美術館 実技室、静岡
国立国際美術館コレクション展に坂本夏子のペインティング3点が展示されています。
コレクション - 風景表現の現在
2017年7月18日 - 10月15日
国立国際美術館地下2階、大阪
日本の現代アートがここにある!
高橋コレクション・マインドフルネス 2017
2017年7月22日 - 8月27日
山形美術館、山形
<特別対談>
三瀬夏之介 × 梅津庸一
「東北画とパープルーム─構想画について─」補講
進行:黒瀬陽平(美術家・美術批評家)
2017年8月12(土) 14:00 - 16:00
3階ホール、山形
ブリューゲル「バベルの塔」展に合わせて国立国際美術館のコレクション展に参加いたします。
コレクション
2017年7月18日 - 10月15日
国立国際美術館地下2階、大阪
梅津庸一が主宰する、美術共同体「パープルーム」を紹介する展覧会が開催されます。
会期中は作家達が会場で生活し、絶え間なく何かが起こり続ける場としてレクチャーなども連日実施されます。
恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画
2017年6月1日 - 18日
ワタリウム美術館、東京
<開校特別イベント>
パープルーム大学開校式
2017年6月1日(木) 18:00 - 19:30
登壇者: 梅津庸一、黒瀬陽平、上妻世海、齋藤恵汰
高橋コレクション展に出品されます。
高橋コレクションの宇宙
2017年4月8日 - 6月11日
熊本市現代美術館、熊本
<アーティスト・トーク>
坂本夏子「絵の話」
2017年4月8日 (土) 14:00 - 15:30
熊本市現代美術館ホームギャラリー、熊本
国立国際美術館にて開催中の「クラーナハ展―500年後の誘惑」にてトークイベントに参加いたします。
クラーナハ展―500年後の誘惑
アーティスト・トーク
2017年3月25日 (土) 14:00 - 15:30
国立国際美術館 B1F 講堂、大阪
創立50周年 記念展示
「芸術は森からはじまる」
2016年9月3日 - 9月24日
愛知県立芸術大学構内、愛知
「パープルタウンにおいでよ」
2016年7月10日 - 7月19日
パープルーム予備校, パープルーム見晴らし小屋, ゼリー状のパープルーム容器, 神奈川