渡辺 豪
渡辺 豪
(1975年兵庫県生まれ、東京都在住)
愛知県立芸術大学大学院在籍中より3DCGを用いた作品の可能性を探求し始める。2002年、3DCGで作成した顔にヒトの皮膚画像を貼り付けた作品”フェイス”を発表。そして同じ3Dモデルをベースにして、さまざまなヒトの皮膚画像を当て嵌めてゆくことで生まれる、何者でもない何者かの肖像作品、”フェイス(ポートレート)シリーズ”へと展開してゆく。数年前からは、”フェイス”シリーズと同様の手法を用いながらも、モチーフをヒトから作家自身の身の回りにある本や食器、部屋など身近なものへと移し、物質・光学的な法則から離れた変化や動きをみせるアニメーションや、それらのアニメーションを組み合わせたインスタレーション作品を主に制作している。これら移ろいゆく光に焦点を当てた作品は、光は風景を認識させる手段であり、認識そのものであることを改めて私たちに気づかせ、自らが何を見ているのかを私たちに静かに問いかける。
近年の主な活動として、「コズミック・トラベラーズ - 未知への旅」(2012年・エスパスルイヴィトン、東京)、「カルペ・ディエム 花として今日を生きる」(2012年・豊田市美術館、愛知)、「あいちトリエンナーレ 2013」(2013年) にてそれぞれ新作アニメーションを発表。2013年に第24回五島記念文化賞美術新人賞を受賞後、同賞の海外研修として約1年間フィンランドに滞在する。その後、The APB Foundation Signature Art Prize 2014 のファイナリストにノミネートされ、シンガポール美術館にて作品が展示された他、スイス、ポーランド、ドイツを巡回した「ロジカル・エモーション - 日本現代美術」(2014-2015年)、「創立50周年記念展示 芸術は森からはじまる」(2016年・愛知県立芸術大学)などのグループ展に参加し、国内外での発表を続けている。
コレクション
- 国立台湾美術館、台湾
- 高橋コレクション
- タグチ・アートコレクション
- トヨタ自動車、愛知
- 豊田市美術館、愛知
- ナショナルギャラリー・オブ・ビクトリア、オーストラリア
- ボルサン・コンテンポラリー、イスタンブール、トルコ
- 宮津大輔コレクション
- ルイ・ヴィトン、フランス
News
アートバーゼル香港2018
フィルムセクター
2018年3月28日 (水) 16:40 - 18:00
香港アートセンター、湾仔、香港
ART FAIR TOKYO 2018
2018年3月9日 - 11日
ブース: S11
出展作家: 岩崎貴宏、小西紀行、西野達、渡辺豪
東京国際フォーラム ホールE & ロビーギャラリー、東京
Writing in the rain: Contemporary Asian video art from the National Gallery of Victoria
2018年4月3日 - 7月29日
Gallery 1 & 2, Latrobe Regional Gallery、モーウェル、オーストラリア
Art Basel Hong Kong 2018
フィルムセクター
2018年3月29日 - 31日
香港アートセンター Agnès b. Cinema、湾仔、香港
「海と山のアート回廊」
2017年9月16日 - 11月12日
尾道市各所、広島
特別企画展
GLOBAL NEW ART-タグチ・アートコレクションのエッセンス
2017年8月25日 - 11月12日
ウッドワン美術館、広島
あざみ野コンテンポラリーvol.8
渡辺豪 ディスロケーション / dislocation
2017年10月7日 - 29日
横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川
二つの映像作品がビクトリア国立美術館のコレクション展にて展示されています。
NGV Collection
2017年4月4日 -
レベル 1、ビクトリア国立美術館、メルボルン、オーストラリア
創立50周年 記念展示
「芸術は森からはじまる」
2016年9月3日 - 9月24日
愛知県立芸術大学構内, 愛知
Gallery Exhibitions
- 2017年「光差 -境面Ⅲ-」